本音で語る高校入試最前線

第1回 内申書の重さについて

春4月、桜の満開の季節は私たち進学教室で教える者にとって、入試に勝利した受験戦士たちが真新しい制服を誇らしげに見せに来る季節でもあります。しかし、ほおを紅潮させたピカピカの卒業生に見せる笑顔をそっと押し殺し、きっと厳しい顔にきりかえ、来年入試を迎える中学3年生に気合を入れた授業をスタートするのもこの季節です。

高校入試は、制度的に表面上の生徒は自由な選択のような印象も受けますが、実際は中学校の指導管理下にあるのが公然の状態です。、入試の制度は種々変化をしていますが、相変わらず中学校の成績は内申書として大きなウエイトをしめているのです。例えば都立高校の推薦入試では、学力試験は実施しないで面接・作文(小論文)と内申書で合否が判定されます。そのため、新学年の授業に備え、学力の向上と同時に、中学校の内申対策も必要なのです。

数年前から業者テストの偏差値が学校現場からなくなり、私立高校の推薦入試でも選考基準が内申書に。ところが、この内申書が相対評価から絶対評価に変化したことから、中学校による格差が論じられるようになりました。分かりやすい例をあげれば、ある私立高校の推薦入試の基準が、中学校の内申書で9教科合計40という決まりがあるとします。しかし、地域と中学校によって評価が異なるため、この基準が受験者にとって公平な基準といえない状況が出てきたのです。


近年は、レベルの高い高校であれば私立高校は当然ですが、都立高校でさえも中学校の成績=内申書よりも当日の入学試験の点数で合否が決まるようになってきました。しかし、保護者にとっても生徒にとっても、いまだに内申書の問題は大きな悩みの種なのです。

その内申書とは、通常は中学校3年生の2学期の通知表を基準に作られますが、1学期の成績も重要で、実際に中学校の現場ではこの1学期の成績をベースに進路指導が行われます。前・後期制をとる中学校でも、1学期の中間テストを復活させる動きもあり、学力重視の傾向の中、中学校での成績も気がかりな毎日が続くのです。


さあ、もう新学期です。大切なのは、まず、中学校の勉強をしっかりと理解・定着させていくことです。まずは、ここから着実にスタートしてみてください。

都立高校推薦入試 都立高校一般入試 私立高校推薦入試 私立高校一般入試
ほとんどの学校で、合否判定は内申書の割合が半分以上を占める。 入学試験(学力検査)重視。内申書は合否判定の3割〜4割の高校が大半。 推薦の出願基準として用いられることが多い。内申書が高いと有利なことが多い。 合否判定は学力試験のみであることが多く、内申書は参考程度に使われる。
【内申書(=調査書)】中学校の9科の成績(評価)や出席日数等、中学校における活動の記録をまとめた書類で中学校長により受験する高校に提出される。

ING進学教室 代表 岡田弘行

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